田中芳秀

略歴

田中芳秀氏は、公益社団法人「日本駆け込み寺」の事務局長を務めるとともに、関連団体である「青母連（青少年を守る父母の連絡協議会）」の代表理事も兼任していた人物である。日本駆け込み寺は、家庭内暴力、非行、薬物依存、人間関係のトラブルなど、社会的に孤立した人々の相談を受け付け、支援する活動を行っている団体である。特に新宿・歌舞伎町周辺の若年層、いわゆる「トー横キッズ」などの若者からの相談を多く扱っており、自立支援や一時保護の活動なども行ってきた。

青母連の設立と目的

青母連は、2023年7月20日に「日本駆け込み寺」の専用相談室として設立されました。この団体は、ホストクラブに関する相談が急増したことをきっかけに、青少年の保護者からの相談に対応するために設立されました。特に、ホストクラブの「売掛」制度による若年女性の性搾取問題に取り組み、「売掛禁止条例」の制定を目指すなど、法的な対策にも力を入れていました。

不祥事

2025年5月18日、田中芳秀氏は東京都新宿区の路上でコカインを所持していたとして、警視庁に現行犯逮捕された。警察官が職務質問を行った際、田中氏の財布からコカインが入った袋が発見された。田中氏は「自分で使うために持っていた」と容疑を認めている。

また、田中氏と一緒にいた20代の女性も、コカインを使用した疑いで逮捕された。この女性は「日本駆け込み寺」の相談者であり、警視庁は田中氏が女性に薬物の使用を勧めた可能性があるとみて調べを進めている。

関連項目

• 公益社団法人 日本駆け込み寺
• トー横キッズ
• 薬物依存支援
• 社会的孤立と支援活動

外部リンク

• FNNプライムオンラインの報道
• 日テレNEWSの報道