森山容疑者が主導した犯罪ネットワークに、遠く離れた横浜から参加していた教員・小瀬村史也容疑者。彼もまた、周囲を完璧に欺く「仮面」を被っていました。学年主任という責任ある立場にあった。
名前 小瀬村 史也(こせむら ふみや)
年齢 37歳(2025年6月時点)
職業 公立小学校教員(教員歴10年以上)
住所 神奈川県横浜市戸塚区吉田町
勤務先 横浜市立本郷台小学校
役職 教諭(3年生担任・学年主任)
小瀬村容疑者は2010年に横浜市の教員として採用され、10年以上のキャリアを持つ中堅教員でした。逮捕当時は、小学校3年生のクラス担任という、児童と密接に関わる立場にありながら、さらに同学年の複数のクラスをまとめる「学年主任」を兼任していました。学年主任は、学年全体の教育活動の計画・運営を担い、他の担任教員の相談役ともなる重要なポジションです。この役職を任されていたという事実は、彼が同僚や管理職から、その指導力と責任感を高く評価され、厚い信頼を寄せられていたことを物語っています。しかし、その信頼の裏で、彼は子どもたちを性的な視線で見ていたのです。
小瀬村容疑者の犯行内容と、周囲が彼に抱いていたイメージとの間には、深刻な乖離が存在します。10年ほど前に共にフットサルを楽しんでいたという知人男性は、彼のことを「明るくてコミュニケーション能力も高い」「自分でボケたり、誰かのボケに突っ込んだりする、クラスの人気者のようなタイプ」と証言しています。さらに、彼が自身の職業について「”子どもたちに人気がある先生”と自慢気に話していた」というエピソードは、彼の自己評価と自己欺瞞の深さをうかがわせます。
保護者の目にも、彼は「運動会などの行事で、先頭に立って場を盛り上げる、活発で目立つ先生」と映っていました。横浜市教育委員会でさえ、逮捕後に「これまでに勤務態度等で特段問題となることはなく、表現が難しいですが、いたって『普通の先生』と聞いている」とコメントしており、彼の「裏の顔」を誰も見抜けなかったことがわかります。この「誰からも好かれる明るい先生」というパブリックイメージが、彼の犯行を容易にし、発覚を遅らせた最大の要因であったことは疑いようもありません。
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